梅安鍋


昨晩は、「酒は養生」と言う帯津良一先生にあやかって?先生の大好きな「梅安鍋」です。そう、池波正太郎さんの小説の主人公、梅安が、人を斬った後に家で自らつくって食べるという、あの鍋。って、ホント? お恥ずかしながら、池波作品にはまったく手をつけていないので、不確かな情報です。要はあさりの出汁で大根を煮るという、冬ならではのもの。一般的にはポン酢で食べるようですが、「いや、これはほんのちょっとの塩でじゅうぶん。ポン酢だと、出汁の味が負けちゃうよ」とオット氏。どれどれ…ホントだ。作り方はいたって簡単、昆布をしいたお鍋に水を2.5カップほど入れ、そこにアサリ(殻付きでもむき身でも)をじゃっと入れて、口があいたらアサリだけ取り出す。鍋に酒大さじ1、薄口醤油大さじ1を加え、千六本に切った大根(15cm分くらい)を入れてくつくつと。大根に火が通ったらしょうがの絞り汁を加え、青ネギをちらして出来上がり。出汁が体のすみずみまで染み込んでいくようで、うー、たまらんなー。
 ほかには、里芋のみそグラタン。蒸かして薄切りにした里芋に豆乳+みそ+酒粕のホワイトソースをかけ、その上にとろけるチーズ、パン粉をふりかけてオーブントースターで10分。ちょいと大人の味のグラタンです。
 あとは
ブロッコリー松前漬け……カノウユミコさん「ますます菜菜ごはん」から
・白菜漬け
 お酒は、ビールと…やっぱり「奥播磨 袋しぼり」