夜にそなえて。


この日の夜は、リーガロイヤルホテル東京で毎年恒例イベント「春の宵 生である美酒で逸盃」に参加するため、お昼をがっつり(いつもだけど)。玄米ごはん、厚揚ともやしの味噌汁、旬さばの塩焼き、ポテトサラダ、葉ニンニクとツナのサラダ。(30昼)

イベントに参加するはずだった東北のいくつかの蔵元さんは不参加に。来ていらしたのは福島「天明」さんと宮城「浦霞」さんのみ。当然、この2つの蔵も被災して、とくに浦霞さんでは店舗や蔵が壊れてしまったのだそう。救いは、出荷前の酒が別の蔵にあり、そこは難を逃れたこと。そして人的被害がなかったこと。また、天明さんは、地震のあったちょうどそのとき、まさに瓶詰めの最中で、揺れがおさまるまで蔵元さんは全身で何十本もの瓶が倒れぬように押さえていたのだという。会場では、そのお酒をいただいた。
 おふたりもおっしゃっていたのが、「自粛をしようというお気持ちはとてもありがたい。でも、お花見をしてほしい」「みなさん、お酒を飲んで、楽しんでください」。
 会場に来ていた人たち、いつも以上に、飲んでいたな。もちろん、私も。